どうなる八ッ場ダム その3

いつもありがとうございます。

ショーマの杉本です。



下見を終え7月9、10日と横須賀青年八日会7月例会で現地へ再びはいりました。

9日はバスの中で群馬に着くまで、ダムに関してのビデオで各名称や初歩的知識を学び、この八ッ場ダム問題を10年も追いかけ続けている世田谷区長の保坂展人さんのビデオであらゆる視点から見た問題について学びました。
その晩は皆で懇親を深め、翌朝よりバスで現地のダム資料館で詳細について水源地域対策事務所の職員の方にご講演をいただきました。

ちなみにこれは講演開始前の準備の段階で、もっと緊張感を持ちながらきいていました。

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職員の方なのであくまで私的な意見は全く含まれず、地理的説明、現在の工事進捗状況などです。

そしてその後、下見で行った各所を廻り、水没する地域の川原湯温泉街の旅館 山木館 に伺い、昼食をご馳走になり、温泉に浸からせていただきました。

たまには裸の付き合いもいいもんです。

ここでは、先代の社長がこの区域の住民代表を務めていたことから、当時のご苦労や現在の切実な問題まで現社長にご講演をいただきました。

私も小さいながら商売をしている者として、進路を決められない状態は究極の不安でしかないことが わかります。代替地は造成も済んでいるけどダムが造られなければ移転しても意味がないと思いますし、工事続行が決定しても説明や動きがなくては行動に移せない。ましてや前回のように半世紀も続いてきたダム建設問題が簡単にひっくり返された事実がありますから。
この50年は昔の人の一生分の時間と相当する大変貴重な時間。

この風情を感じられる建物と周辺環境は新たな分譲地では味わえない奥深さがあります。

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参加者は23名程度でしたが、貴重な生の声、穏やかさを感させるご主人にある複雑な胸中がズシンと伝わってきた時間でした。

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物事を決定していく責任のある立場の一言は、人の人生に多大な影響を及ぼすんだとあらためて感じました。

これはダム問題だけでなく、日常生活の自分の会社に置き換えても同じ事と考え、立場を踏まえた言動に徹していかなければいけませんね。

 皆様のご協力を頂き感謝しております。

ありがとうございました。

 

 



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